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善白鉄道と竜宮淵

太平洋戦争末期まで長野の町を走っていた善白(ぜんぱく)鉄道の中間地点に「信濃善光寺駅」がありました。

Imgp0706 現在の新諏訪町の裾花台遊園地(画面奥・車が止まっている所)周辺が駅舎のあった所。

当時の写真を見ると、向かって右側に駅舎があり、反対側に小さな待合室があるように感じるのですが・・・正確な位置関係などはわかりません。。。

そして、当時このあたりには「竜宮淵鉱泉」という温泉(鉱泉)があったそうで、鉄道開通と共に非常に賑わったそうです。

Imgp0718
            裾花川沿いに見える竜宮淵鉱泉(長野のあゆみより)

なかなか資料が出てこないので謎の多い「竜宮淵鉱泉」ですが・・・最近になってようやく場所の特定が出来ました。

Imgp0697
現在は上が駐車場、下が建設会社さんになっておりました。
所々、温泉場だったらしき跡が確認出来ます・・・よね?(地元の人にも一応聞きましたのでココで間違いなさそうです。)

建物は昭和45年頃の火災で焼失し、温泉自体もそのまま廃業となったようです。

Imgp0702            竜宮淵といわれるあたりで急に川の流れが無くなります

裾花川が大きく蛇行したこのあたりを「竜宮淵」とよぶそうで近くに「水神社」も祭られていて、非常に神秘的な雰囲気があります。

 

信濃善光寺駅を出たガソリンカーはそのまま裾花川を渡り茂菅方面へと向かいました。

Imgp0332
               善白の遺跡では有名な残された第二橋脚跡

7日の「NBS月曜スペシャル」でも長野市今昔物語としてこの善白鉄道をやっていましたね~

それでは次回は茂菅駅へと行ってみたいと思います。

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コメント

はじめまして
「竜宮鉱泉」で検索したところ、こちらのブログに訪問できました。

私は、長野市権堂の生まれです。
子供の頃、家の前に宇都宮タクシーの乗り場がありました。
当時、タクシー乗り場のところに手書きの看板があり、そこには「竜宮鉱泉」と書いてありました。
岩だらけの崖の下に竜宮城のような建物の絵がかいてあり、「なんで竜宮城が崖の下にあるのだろう?」と子供心に不思議に思っていました。とにかく不思議と印象に残る看板絵でした。

年月とともに、そんな看板のことはすっかりと忘れていましたが、先日母の遺品整理をしているときに、家の前で撮った昔の写真に、その看板が写っているのを見ました。

とても懐かしく、当時のことを思い出しましたが、写真の中の看板が途中で切れていて、「鉱泉」の2文字がやっと読める程度でした。

今となっては誰に聞くこともできませんでした。
ところが、ふと「竜宮」という文字が頭に浮かび
調べたところ、そのような名前の温泉が昔あったらしいという事がわかり、こちらのブログにお邪魔した次第です。

貴重な当時の写真も載せていただきありがとうございます。
竜宮城ではなかったんですね
長年の?疑問も同時に解決しました(笑)

竜宮淵のカラー写真は、看板に書かれていた絵とまさに同じです。

ある時、看板が外された時がありましたが、火事があった時だったんでしょうね。残念ですね。

県庁裏の温泉には何回か行ったことがありましたが、まさかその近くに子供の頃の「竜宮城」があったとは知りませんでした

懐かしい思い出を楽しませてくださりありがとうございました。

投稿: | 2016年5月18日 (水) 07時13分

コメントありがとう御座います。
善白沿線には、竜宮淵鉱泉、茂菅鉱泉、善光寺温泉など沢山の温泉があったようです。
その「看板の写った写真」というのも見てみたいものです。
こちらこそ貴重な情報をありがとう御座いました。

投稿: vivid 堀内 | 2016年5月18日 (水) 08時46分

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